日本の免許をイスラエルの免許に書き換えられる期間は入国して３年以内です。 ３年たってしまうと、実技と筆記、両方の試験にパスしなければなりません。 ３年以内であれば、実技の試験のみになります。それも、コントロール・テストといい、 車をきちんと操作できるかどうかをみるテストで、普通の実技試験よりも時間も短く、簡単です。

外国免許の書き換えであっても、道路標識や右側通行に慣れるためにも、少なくとも数回は教習を受ける事をお勧めします。 教習料金は 1 レッスンあたりマニュアル車が８０−９０NIS 、オートマチック車が１００NIS ほどです。

まず、申請に必要な書類を揃えます。

最寄の MEMSI (Association of Motors and Tourism in Israel) もしは Taldor にID もしくはパスポート、 日本の運転免許証とそのコピー、持っている人は移民証(teudat oleh) を持参し、免許証の申請をしたい旨を告げ、 申請書を作成してもらいます。その場で顔写真を撮り、コンピュータ処理された写真付の申請書がもらえます。 料金はかかりません。MEMSI はテルアビブのディゼンゴフセンター、 ヘルツェリアのシヴァット・ハコハヴィムなどのショッピングモール内にあります。 ( ヘルツェリアのTaldor はモール内の写真屋さんにありました。)

MEMSI 、Taldor の所在地一覧へ

この申請書には視力のテストと健康診断の欄があり、それぞれ眼科医 ( 眼鏡屋でOK) 、 ファミリードクターに記入してもらいます。スタンプを押してもらうのを忘れないで下さい。

以上の準備ができたら、以下の書類を交通省オフィス (Misrad HaRishui) に持参します。
・申請書（眼科医、ファミリードクターの承認済みのもの）
・日本の運転免許証とそのコピー（両面）
・日本大使館発行の日本の運転免許証の翻訳（日本大使館に申請します。発行に１週間ほどかかります）
・パスポートもしくは ID
・移民証 ( 持っている人のみ)

交通省オフィスで承認を得て、申請書にスタンプを押してもらいます。

交通省オフィス所在地一覧へ

実地テストは運転教官がアレンジする事になっています。申請代金は、教官から払込票をもらい、郵便局から支払います。 (53NIS ? 2005 年現在。多少の変動はあるかもしれません。)
支払を済ませたら受領証と、交通省の承認済みの申請書を教官に渡し、テストの申し込みをしてもらいます。 日程や時間は自分では決められませんが、希望の時間帯を教官に言っておくといいでしょう。 試験時間は朝7 時半から午後2 時くらいまでの間です。

テストは教官の車で受けます。テスト費用は 300NIS（2005 年現在）。
このコントロールテストは 2 回まで受けられます。2 回とも不合格になりますと、 トータルで28 回の教習を受け、筆記テストと正規の実地テストを受ける事になります。筆記テストは英語でも受けられます。

テストに合格したら、交通省オフィスから免許証が発行されます。
この時に発行される紙の免許証はテンポラリーなもので、プラスチックのカード型の免許証は 1 ヶ月以内に自宅に郵送されます。

テストコースは大体決まっているので、教習を受ける際にその付近で練習をさせてもらうとよいでしょう。
また、運転教官はどこの交通省に行けばよいなどアドバイスもくれますので、書類一式が揃ったら、申請をする前に教習を始めるとタイミングが良いようです。